《表現の反復》の隠された効果について

Magic: the Gathering の公式から、1月25日付で禁止改訂がある旨が発表された。

そこで今回の記事では、個人的に禁止カードに指定される可能性が高いと考えているカード、《表現の反復》の隠された効果について語ろうと思う。

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どんなカードなの?

《表現の反復》は青赤2マナのソーサリーで、以下のテキストを持つ。

表現の反復 (青)(赤)
ソーサリー
あなたのライブラリーの一番上からカード3枚を見る。それらのうち1枚をあなたの手札に加え、それらのうち1枚をあなたのライブラリーの一番下に置き、それらのうち1枚を追放する。このターン、あなたはその追放されたカードをプレイしてもよい。

要するに、山札のカードを上から3枚見て、そのうち1枚は手札に加わり、そのうち1枚は このターン中なら 手札にあるかのように使える状態になり(このターンに使わなかった場合には追放されたままになる=ほぼ使えなくなる)、残りは山札の一番下に送られる、というカードだ。

強いの?

強い。詳しくはこの記事を読んで欲しい。
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簡単に言うなら、色さえ合っていれば、ほぼ全てのデッキに入るだけのポテンシャルを秘めたカードである。

で、隠された効果って?

3ターン目、手札に土地がない状況で、《表現の反復》を土地を探す目的で使用したときのことを考えよう。
めくれた3枚に土地が含まれていなかった場合、そのターンの《表現の反復》は無駄な行動だったのだろうか?

そうではない。

なぜなら、《表現の反復》で見たライブラリーの上から3枚に土地がないということは すなわち、仮に《表現の反復》を使わなかったなら、その土地以外の3枚を3ターンかけて引かされていた、ということになるからだ。
そうなっていたら、恐らく簡単にゲームに負けていたことだろう。
これは、マナフラッドした状況でも、同じことが言える。
土地が十分にある状況で《表現の反復》をトップデッキ、喜んで唱えたら めくれたカード3枚は全て土地だった、という経験をしたプレイヤーは多いことだろう。
確かに これは望んだ結果ではない。しかし、仮に《表現の反復》を唱えていなければ、3ターン連続で土地を引かされていたのである。それを回避できただけで《表現の反復》を撃った価値は十分にあったとは考えられないだろうか?
望んだカードを見つけられなかった《表現の反復》は、一見すると弱い。しかし実際には、ドローを進めることにより、望んだカードを手に入れられるターンを早めているのだ。
しかも、めくれた3枚のうち、その状況において最も強いカードを手札に加えながら、である。*1
もちろんこの「ドローを進める」効果は、《表現の反復》に限ったことではなく、他のドロソでも同じことが言える。*2
しかし《表現の反復》は、なまじアドバンテージ獲得能力が高いため、スカった場合に悪い印象を抱きがちである。
そういう時に「でもこの《反復》がなかったら もっと悪い結果になってたな」と考えられるようになっておくと、プレイに余裕ができて良いのではないかと考える次第である。

*1:マナフラッドした際に土地3枚がめくれたケースでも、土地が伸びれば次の《表現の反復》を引いた時に より強く使えるし、手札があればブラフにもなる。

*2:例えば《考慮》はドローを最大2枚進められるし、《定業》はドローを最大3枚進められる。 例外は《渦まく知識》で、シャッフル手段がない状態で目当てのカードを見つけられなかった《渦まく知識》は悲惨である。