国王ギルガメッシュレポ その4

シフォン「皆さん、こんにちわー」
すずな「本日の随筆も、シヴィライゼーション4ビヨンド・ザ・ソード、国王ギルガメッシュプレイレポをお届けしたいと思います」
シフォン「どうぞよろしくー」


すずな「さて、前回私たちは、『邪魔だから死ね』という台詞とともに、隣国であるアラビアに宣戦布告。敵の主力が揃う前に首都メッカを強襲、見事占領に成功したのですが」
シフォン「ふふふ・・・聖都げっと・・・さて、お楽しみのお布施は、どうなってるのかなぁ? 都市画面開いて、っと」

シフォン「・・・・( ゚д゚)ポカーン 」
すずな「4ゴールドですね」
シフォン「(´・ω・`)ショボーン」
すずな「ィキロ」
シフォン「・・・すずちゃん。戦争の指揮は任せた。ちょっと気晴らしに逝ってきま」
すずな「気持ちは分かりますが逃げないでください。特に指揮に関しては、私よりシフォンさんの方が適任なんですから」
シフォン「・・・指揮以外なら、すずちゃんのほうが適してるとでも言いたいの?」
すずな「ふてくされた振りしてサボろうとするのも無しです、ていうか戦争前にお布施の額を確認しなかったんですか? 大スパイ効果で都市画面に入れたはずですよね?」
シフォン「ほら。だってさ、ヒンズーだよ? シド星でヒンズーって言ったら、仏教と並ぶ超一流宗教じゃん」
すずな「確かに、最初期に創始されるから世界宗教になるのが当たり前の宗教ですけど。今回は広まらなかったわけですし、運が悪かったと思うしか」
シフォン「ち、使えねぇなサラディンは。もっと積極的に伝道師作って布教すればよかったのに、そうすれば軍事に回るハンマーも減るんだし一石二鳥じゃん」
すずな「思いっきり私たちの都合ですよね、それって」


シフォン「まぁいいや、意外としょぼかったけど、首都立地かつ聖都には違いないし。今後はここを拠点にアラブとの戦争を行う方針で」
すずな「了解しました。アラブ攻撃部隊の全てをメッカに収容します」
シフォン「手の空いている死鳥隊一隊は、衛生兵として治療任務に当たることっ」

すずな「・・・シフォンさん。悪いニュースと良いニュースが有りますので、今回は悪い方から伝えたいと思います」
シフォン「ありゃ。選ばせてくれないんだ」
すずな「はい。それで悪い方ですが、我々の国境都市ニプルがサラディン軍のスタックによる攻撃を受けました。編成は剣3斧2。シフォンさんの、メッカ奪還を優先するだろうという予想は、どうやら外れた模様」
シフォン「・・・ありゃりゃ。そりゃ悪いニュースだ、読みが外れちゃったか^^;」
すずな「そのようです。それから良い方ですが、ニプルに駐留する部隊が、サラディンのスタックを打ち破りました。こちらの損害はゼロ。追撃の部隊もないようです」
シフォン「うん、そりゃいいニュースだねぇ^−^・・・てかさ、すずちゃん」
すずな「何でしょう」
シフォン「それって要するに、『サラディンにニプルを攻められたけど損害無しで守れましたよー』、っていう一つのいいニュースなんじゃ?」
すずな「そうとも言います。にしても、たまたまニプルに戦力が多かったお陰で助かりましたね、ツイてます」
シフォン「あぁそれ。運じゃなくて計画通り(´ー`)ですょ?」
すずな「・・・? どういうことです?」
シフォン「んーと、ニプルの北にある都市、邪魔じゃない? メッカの文化圏を圧迫してるしさ」
すずな「メディナですか? メッカ陥落後はアラブの首都になったようですが・・・ってシフォンさん、ひょっとして」
シフォン「うむ。シュメール全土の新兵たちに告ぐ、至急ニプルへと集結せよっ!!」
すずな「やっぱり、メディナを攻略するつもりなんですね。・・・メッカの軍隊は、どうしましょう? メディナへ向け進軍させますか?」
シフォン「いや、傷が癒え次第、北東の都市ナジュラーンに向かわせる。既に、新たに生産した弓とカタパルトを、一隊ずつ向かわせているしね」
すずな「ということは、二正面作戦ですか? 今の戦力では、少し・・・いや、かなり厳しい気もしますが」
シフォン「仕方ないでしょ、現時点でシュメールからメッカへ通じる道路は無い上に、森に包まれてるんだから。援軍がメッカに到着する頃には、戦況が変わるかもしれない。それに引き換え、ナジュラーンへは交通網が確立してる分だけ素早く到着できるし、メディナは人口が多く、占領できるなら美味しいし」
すずな「・・・分かりました、その線で進めることにします。後悔しても知らないですからね? それから、たった今、機械の研究が完成したようです」
シフォン「おk、いいペースだねぇ。お次は官吏をとってメイスを解禁させようかっ」
すずな「官吏には、法律を通るルートと、封建制を通るルートとが有りますが」
シフォン「封建制の長弓も魅力的だけど、今の攻勢には必要ないかな。コストを考えて法律から行くのがベストでしょ」
すずな「では、そのように科学者たちに伝えます」
シフォン「よろしく」


すずな「そうこうしているうちに、ナジュラーンに攻撃部隊が到着しました」
シフォン「ふむ。戦況を報告して?」
すずな「我が軍の編成は死鳥6、カタパ2、弓騎、チャリ、槍で、援軍の弓とカタパは未到着。対する防衛軍は弓2に斧1です」
シフォン「圧倒的だね。こりゃ、私が指揮するまでも無いか・・・早速、スパイに都市反乱を起こさせて」
すずな「・・・失敗しました。成功率77%ですから仕方ないと言えます」
シフォン「ふむ、かまわず突撃するのも手だけど・・・もう少し待てば援軍は到着するの?」
すずな「2ターン後になるかと」
シフォン「なら、とりあえずカタパは砲撃、他の部隊は待機。援軍が到着し次第、カタパルトから順に突撃せよっ!!」
兵士「「はっ!!」」
すずな「・・・シフォンさん。ニプルに向かう途中の弓兵と、我が国の領土へ侵入を試みた剣士との小競り合いが発生、丘陵だったこともあり弓兵が勝利しました。この戦闘により、我が国に初の大将軍、フランシスコ・ピサロが誕生した模様です」
シフォン「将軍ピサロって、あれ? スペインとの戦争中のイギリスで誕生した、いわゆる裏切り者の」
すずな「・・・いえ、インカ帝国を征服した、スペインのコンキスタドールのようですが・・・使い道はどうします? この時代、まだ士官学校は建てられませんので、定住か指揮かの選択になりますが」
シフォン「当然、衛生兵IIIの昇進つけるべきでしょピサロだし。んーと、適当なユニットは・・・まだいないみたいだから、とりあえず待機してもらおうか」
すずな「では、そのように伝えます。あ、それから先ほど座り牛が鋳金の技術提供を求めてきましたが」
シフォン「うむ、渡して大丈夫。・・・といっているうちに、ナジュラーンに援軍が到着したみたいね」
すずな「えぇ、ですが・・・とっても悪いニュースが」
シフォン「・・・見りゃ分かるって。なんか増えてる」
すずな「サラディン側の防衛軍・・・8隊ほどになっていますね。こちらの戦力は斧6とカタパ3、弓騎と槍とチャリと弓・・・攻略するのは、少々、いや、かなり無茶です」
シフォン「しかし、ここで落とさねば、防御は更に厚くなるのも確実・・・引く手はもはや無い、いざサラディンよ、ここでガチバトルといこうではないか。兵士たち、準備は出来ているか!?」
兵士「「サー、イエス、サー!!!」」
シフォン「まずカタパ3部隊!! 弾幕フォーメーションを組み突撃せよっ! 貴様らの働きがこの戦いの明暗を決めるっ!!」
カタパ部隊「「我らの命、喜んで差し出しましょうぞっ!!!」」
シフォン「・・・くっ、全滅か。一隊くらい撤退成功しても良さそうなものを・・・しかし、これで勝機は見えた! 死鳥隊、弓騎兵、チャリオットと続けっ!! 数に差は無い、このターンで決めるためには一部隊たりとも敗北は許されんぞっ!!!」
すずな「・・・攻撃、成功・・・ナジュラーン、陥落しました。我が軍の犠牲は最初のカタパ3のみ。圧勝です!!」
シフォン「・・・ふぅ」
すずな「何とか、なったみたいですね」
シフォン「いや、気を抜くのは反撃を防いでから。このターンに移動できる全ての兵はナジュラーンに即駐留し、迎撃体制を敷け!」
すずな「ナジュラーンを攻略した死鳥隊のうち一隊が、敵の弓騎兵の襲撃によって打ち倒されました!」
シフォン「それは仕方ない。むしろ、損害が一部隊で済んだのを喜ぶべきだろう・・・攻略部隊もナジュラーンに入り、傷を癒しつつ敵の迎撃に努めよ」
兵士「「はっ!」」
すずな「・・・今度こそ、これで一段落・・・でいいんですよね?」
シフォン「うん、大丈夫でしょ、もう・・・はぁ、今回はどうなるかと思った」
すずな「それでも勝てたのは、シフォンさんの指揮があったからですね・・・てか、シフォンちゃんって戦いの指揮をするとき、性格変わるよね?」
シフォン「すずちゃんだって、普段はもっと砕けた感じじゃん? なんで、このレポだと敬語で喋ってるの?」
すずな「いやまぁ、折角歴史ゲームなんだし、なんか臣下っぽく振舞った方がそれっぽいかなーって」
シフォン「だよね。私もそう思って、一国の指導者っぽく軍を指揮してみるテストだったのですよ」
すずな「ノリノリだね相変わらず・・・っと、科学都市エリドゥで、偉大な科学者ニールス・ボーアが誕生したようです」
シフォン「大科学者、待ってましたー。早速アカデミー建設ー、と。これでかなり研究を加速できるはず」
すずな「それから、ナジュラーン戦で経験値6、昇進は戦闘術Iを持った弓騎兵ができたようです」
シフォン「よろしい、ならば大将軍だ。ピサロを呼んで弓騎兵部隊を指揮させよっ」
すずな「それから、労働者に指示して、ただいまメッカおよびナジュラーンへの道路を建築させています。これで機動防御も行いやすくなるでしょう」
シフォン「うむ。善き哉・・・っと、そろそろ、国境都市ニプルに兵力がそろってきたね」
すずな「まだ、少しばかり足りない気もしますが」
シフォン「でも、そんなこと言ってられんのよ。厭戦も気になってきたし、もともと国力も少ないから、これ以上の長期戦はこちらに不利。現行兵力をもって、この戦争に一気にカタをつけるっ!!」
すずな「・・・うーん。別にこれ以上戦争を続けずとも、今の状態での停戦で十分な気がするんですが」
シフォン「そうは言ってられないのよ、さぁスーパー侵略タイムっ! ニプルの軍は、弓兵2を除き、全てメディナ方面へ向かえ! またナジュラーンに駐留する精鋭の死鳥隊3と弓騎兵(ピサロではない)1、ナジュラーンのすぐ東にある都市コラーサーンへ向かい、占領し破壊せよっ! 邪魔くさいコラーサーンの文化圏を消すのだっ!!」
すずな「コラーサーンに駐留する軍は、今のところ三体・・・スパイも攻城兵器も無いですけど、勝てますか?」
シフォン「出たとこ勝負っ!! 大丈夫、数でも質でも、一応こっちが有利だしっ!! ・・・僅差だけど」
すずな「僅差ですね。一方メディナの駐留軍は4枚、我が軍は死鳥4のカタパ2、弓2です」
シフォン「・・・カタパを特攻させれば・・・いけるっ!! ・・・はず」
すずな「了解、兵を向かわせましょう。どちらもギリギリですが、無謀ではない・・・いやシフォンさん、これは無謀ですっ!!」
シフォン「あぁ、見えている・・・コラーサーン防衛軍に槍兵1が追加され、メディナ防衛軍にいたっては戦力が倍増してる!!!」
すずな「どうしますか!? どちらも、まともに戦ったら負けですよ!?」
シフォン「メディナ攻略部隊は即時撤退、ニプルにて増援を待て!! コラーサーンは構わず攻撃する、死鳥隊は総員突撃せよ!!」
すずな「攻撃部隊のうち、一部隊は壊滅、一部隊は勝ったものの瀕死。敵側には槍兵が無傷で残ってるので弓騎では無謀・・・とてもじゃないですがこのターンには落とせませんって!」
シフォン「大丈夫、突撃した死鳥隊に殆ど無傷なのが一隊いるし、スパイ効果の情報画面によると生産物は兵士じゃないから、奴隷が兵士になることも無い・・・なら、次のターンで勝てるっ!!」
すずな「こちらのターン終了・・・大変です、メディナ攻撃部隊が追撃を受けています!! 2部隊壊滅、またその他の場所でも、サラディン軍遊撃部隊の攻撃を受け、少しずつですがこちらにも死者が出始めています!」
シフォン「くっ・・・!! とりあえず、コラーサーンは占領し破壊せよっ!!」
兵士「「はっ!!」」
すずな「占領成功、焼き払います・・・あぁもう、大変ですシフォンさん(泣」
シフォン「コラーサーン市民が近郊に逃れパルチザン結成・・・斧兵三体出現、こちらは死鳥2と弓騎だが都市襲撃直後で全て瀕死・・・くっ!」
すずな「相次ぐ敵領での戦闘により、厭戦感情も無視できないほど増大しています・・シフォンさん、潮時かもしれません」
シフォン「いや、まだだ、まだ終われんよ・・・メディナ攻撃部隊!! その辺に散開しているサラディン軍に攻撃だっ!!!」
すずな「シフォンさん、無謀ですって!! あぁもう、どんどん死んでいくっ!! いくら何でも丘陵の敵に攻撃しちゃダメです!」
シフォン「しかし・・・しかしだなっ!!」
すずな「落ち着いてくださいシフォンさん、今ならまだ、サラディンとも有利な条件で講和できるんですよ!? ここは停戦して、いったん体制を整えるべきです!!」
シフォン「くっ・・・せめて、せめてメディナだけでもっ!!」
すずな「それは、停戦期間が終わったら、すぐに奪いましょう。とにかく今は和平を。前線軍半壊、後背地は未だに戦士が一隊しか駐留していない都市ばかり、今の状況が、どれだけ危険かは分かるでしょう?」
シフォン「うぅ・・・仕方ない。この辺りで戦略的撤退とすることにしよう。サラディンとの対話のセッティングを頼む」
すずな「仰せのままに」


ギルガメッシュ(中身シフォン)「やあサラディン君、お久しぶりだね」
サラディン「・・・まだこの世をうろついていたのかね? 貴国はとうの昔に滅亡したと思っていたのだが」
ギル(中身シフォン、以下単にシフォン)「あぁ、その手の皮肉、今回ばかりは聞く気が無いんだ。単刀直入に聞きたい、アラブは我々の友人になるつもりはあるかね?」
サラディン「友人だと?」
シフォン「そうだ、このような無益な戦争をする前の、友人としての関係に戻ってもいいと、我々は考えている。ただそれには、国民を納得させるため、君からの誠意を見せてもらう必要があるのだが・・・」
サラディン「貴様らのようなの卑しき文明と友人だったことなど一度も無いし、誠意とやらを見せるつもりも無い。我々を邪魔者扱いしたこと、忘れたわけではあるまい?」
シフォン「ふむ・・・仕方ないか。これは最後通牒だったのだがな」
サラディン「何を戯けた事を。貴様らの前線部隊は、最早軍としての形すら整っていないではないか。そのような状況で、よくそのようなことを言えるな」
シフォン「あぁ、確かに前線部隊は少々傷ついているな。だが、それが何だというのだ? 我々の軍が前線部分にしかない等と、本気で思っているなら哀れだな。後背地に控えている軍は、少々時代遅れなので、今まで出さなかっただけだ」
サラディン「そんな話を信じると思うのかね? 何より、時代遅れならば、数がいくら居たところで、存在しないも同然ではないか」
シフォン「ふむ・・・君も馬鹿ではないと思っていたのだがな。いいかい、今、我々は官吏および機械の技術の研究を終了し、また他国との技術交換により、封建制の技術と大量の現金を入手している。ここまで言って分からないなら、まぁ別に、我々としてはそれでも構うまい。邪魔をしたなサラディン
サラディン「・・・待て。いくら出せばいい?」
シフォン「なに、気持ち程度でいいのだよ気持ち程度で。そうだな、一括払いで90ゴールド、ターン当り5ゴールドを10ターン継続、というのはどうだ? 受け入れれば10ターンはそちらに攻撃しないと約束しよう」



シフォン「こうして、第一次アラブ戦争は、ここに終結したのだった」
すずな「交渉、お疲れ様でした・・・てか第一次って。第二次が有るのは確定なんですね」
シフォン「当然。メディナを落とさないことには腹の虫がおさまらないよ」
すずな「ということは、10ターンで停戦期間が切れたら」
シフォン「うむ、出来るだけ速やかに兵士を揃え、アラブを撃滅する。この10ターンの平和は内政期間ではない、次の戦への準備期間だ!」
すずな「はぁ・・・また戦争なんですね。今のままでは勝利がおぼつかない以上仕方ないとはいえ、複雑な気分です」
シフォン「うん、嬉しいのと楽しいのと期待感と高揚感が合わさった、なんとも複雑な気分だよねっ♪」
すずな「そう思ってるのはシフォンさんだけかと思うのですが」
シフォン「そう? 読者もそう思ってるだろうけどなぁ・・・それでは次回に続きます♪」


第一次アラブ戦争(900〜1150)戦果
メッカおよびナジュラーンを占領、コラーサーンを破壊
撃破:剣11 斧8 槍2 弓5 チャリ5 弓騎11 、計42ユニット
損失:死鳥9 弓5 カタパ9 、計23ユニット