国王ギルガメッシュレポ その1

すずな「どうも皆さん、はじめまして。本レポートの解説役その2をつとめさせていただきます『植蓮すずな』と申します。以後お見知りおきを」
すずな「このレポートは、知る人ぞ知る名作ゲーム 『Civilization4 Beyond the Sword』 を本サイトの管理人であるSubaruGが実際にプレイし、その内容を報告することで、少しでも多くの人たちにCiv4の面白さを知っていただくことを目的に書かれています」
すずな「といっても、このレポートではCiv4に関する詳細な説明は行いません。もし気になった方は、先に示したプレイ動画あたりを参照するか、自力で検索するなどしていただけると助かります」
すずな「それでは実際の内容を少しずつ説明するとしましょうか」
すずな「まず、難易度は国王です。管理人によると、普段は貴族でプレイしているので、かなりの冒険らしいです」
すずな「指導者は、シュメールのギルガメッシュ。志向は創造/防衛、UUは死鳥隊(斧兵)、UBはジッグラト(裁判所)となっています。全体的に序盤に強い感じですね」
すずな「マップに関しては、パンゲア標準サイズ。まあ無難な所でしょう。オプションは攻撃的AIと編集禁止にチェック、他は全部デフォルトです」
すずな「と、大まかな解説はこれくらいにして、ゲームに移りたいのですが・・・実は少し、問題があります」
すずな「先ほど、私は自己紹介で『解説役その2』と言いましたが・・・実は、解説役その1の人が、まだ来てないのです」
すずな「Civ4に関しては、私よりもう一人のほうが詳しいので・・・はあ。どうしましょうか」
すずな「まあ律儀というかなんというか、話す内容の原稿として、序盤の戦略をまとめておいてくれたようなので、そちらを読みながら暫くは続けようと思います」
すずな「それでは、不慣れな点も多いかと思いますが、これからよろしくお願いします」


すずな「そうこう言っているうちに、マップが出来たようです。さっそく、首都周辺の立地を見てみましょう」

すずな「資源強調を忘れているので見づらいですが、首都にある資源はコーンと羊とワイン。少し離れた場所に豚や銀もあります。悪くない立地ですね」
すずな「さて、それでは、この首都の利用法の方針を決めましょうか。その1の人の原稿によると、」
原稿『基本的に首都は金融都市にするべき。理由は二つ、
  1.首都は、他の都市より商業力が多く産出される。首都を金融都市にしてウォール街とオクスフォードを設置すれば、それらの商業力を余すことなく活用できる
  2.首都に小屋を設置すれば、すばやく町にまで成長して大量の商業力を生み出すようになる。小屋が町にまで成長するのには70ターン必要であるが、序盤のうちから小屋を設置して育てれば70ターンはすぐに経過する
 以上である。次点として偉人都市も有り。首都は食料豊富である場合が多い』
すずな「・・・とありますが、今回は地形的に丘陵が多いので、鉱山を設置し生産都市にしたほうがよさそうです」
すずな「一般的に生産都市では食料の供給が問題になる場合が多いのですが、この都市には食料資源が多く、また川沿いに農地も張りやすいので、優れた生産都市になってくれると期待できます」
すずな「それに、首都にしては森林も少なめですしね。序盤に森林を伐採しながら擬似生産都市として働かせることは難しそうですので、なおさらです」
すずな「さて、首都を設置しました。何を生産するか聞かれましたが、当然、労働者を選ぶことにします。コーンと豚をそのままにしておくのは、あまりにもったいないですからね」
すずな「その1の人の原稿にも、『初手に戦士を作るのは、周りが森林ばかりで改良の余地が無いときや、初期技術として神秘主義のある文明で宗教創始を狙う場合のみ。そうでない場合は初手労働者で鉄板』とありますし」
すずな「テクノロジーは、当然畜産を選びます。首都の豚を活かさないといけませんからね」
すずな「戦士は首都周辺の探索に向かわせます。探索は首都を中心に、円を描くように、が基本です。首都近くの資源を逃すなんてことがないようにしないといけませんからね」

すずな「探索を進めるうち、ロシアのスターリン接触しました。本拠地は不明。また、私たちのスタート地点が半島であることも判明。少々土地が扱いにくい感じです。それから、仏教とヒンズー教が、それぞれどっかで創始された模様」
すずな「畜産の研究も無事終わり、次のテクノロジーに移っています。何故か陶器になっていますが、これは首都を生産都市にしようとしたことを忘れていたからです(汗」
すずな「それにしても、序盤はターンの経過が速くていいですね。終盤とかだと一ターンに数十分とか普通にかかるみたいですし」
すずな「・・・と、労働者ができましたので、コーン→豚、の順で改善させることにします。次の生産は、順当に探索用の戦士。技術は採鉱で首都のハンマー増幅を狙います」

すずな「戦士完了。と同時に首都の人口が3に増加しました。折角ですので、ちょっと早いですが土地拡張を始めることにしましょう」
すずな「まずは労働者から作ることにします。都市予定地まで予め道路を引いておけば、開拓者を速やかに移動させられますし、開拓者が都市を建設した後も、予め派遣した労働者で、すぐに地形改善が可能になりますので」
すずな「特に、今回は指導者が創造志向持ちで、かつすぐ近くに文明が見つかっていない状況。つまり、すばやく土地を囲い込む必要は全く無いですからね。このまま、まったりペースでプレイできればいいんですけど」

すずな「アラブのサラディン接触しました。どうやら、けっこう近くにいたようです。また、ヒンズー教を創始し、国教に定めていた模様」
すずな「スコアではスターリンより下ですが、この時期のことなので当てにはなりません。最も、Wikiによればジリ貧になることが多い指導者だそうですが」
すずな「とりあえず、第二都市予定地をアラブ側に修正することにします。相方の原稿によると、『どのような拡張戦略をとるにしろ、国境線を早めに決めるに越したことは無い。もちろん、国境線を決める際は私たちの国に有利な形で』とのことですので」
すずな「さて採鉱の研究も完了、次はもちろん青銅・・・ではなく石工に。お隣があのサラディンなので、斧ラッシュで潰すメリットより万里やピラミッドによる恩恵の方が多いだろう、という判断です」
すずな「また石工の開発の後は青銅を目指します。不思議建造に欠かせない森林伐採の木材ブーストや、商業都市におけるハンマーの不足を補う奴隷制の社会制度、序盤の万能ユニットである斧兵、これらを一気に解禁する青銅器は古代の要。どのような状況でも、早めに開発して損はありません」
すずな「さて首都で開拓者が出来ました。というわけで、さっそく予定地に送ります。ちゃんと道路を張っておいたので、一ターンで目標地点へ到達、無事 次のターンに第二都市エリドゥを建設できました」

すずな「この都市は金融都市にします。米と魚のパワーで、平原に小屋を建てても大丈夫そうですので、金融都市でありながら悪くないハンマー出力を持つ都市に出来そう。それを見越し、兵舎から建設を始めることにします。また、首都の次の生産は万里の長城。この時期なら、それほど木を切らなくても大丈夫なはずですが、はてさて」

すずな「ちゃんと作れたみたいですね、一安心です。それでは開拓を再開しましょうか・・・まず、首都の人口が4になったので、戦士を作って無防備による不満+1を打ち消しましょう。その後、再び戦士→弓兵で人口を5まで成長、後に開拓者を製作。戦士は都市建設予定地へ派遣し、また首都で手が空いた労働者に予定地までのルートを作らせます。また、テクノロジーは狩猟→弓術→漁業→筆記と進めます」

すずな「第三都市キシュを石材の上に建設しました。この都市は・・・折角ですのでピラミッドを作ってしまおうと思います。さて、吉と出るか凶と出るか。
首都では労働者を生産し第四都市候補地への道を作らせます。そして開拓者を作って予定地に送り込み、第四都市ラガシュを銅の上に即建設。これで戦略資源の憂いは一段落です」

すずな「あと、四都市目建造と同時に社会制度を奴隷制に変更。テクノロジー的には、シュメールのUBジッグラドを活かすべく神秘主義多神教→聖職と研究。瞑想ではなく多神教なのは、文学を取る時のことを考えてのことです。それから世界情勢ですが、ネイティブアメリカンの座牛とアメリカのワシントンと遭遇。索敵に向かわせていた戦士がライオンに襲われ死亡したため、サラディン以外の文明は場所すら特定できていない状況です。流石にそれはまずいので、弓兵を偵察に出すことにします・・・っと」
???「やぁやぁすずちゃん、お待たせー。シフォンちゃんが登場したよっ」
すずな「・・・ふぅ。やっと来たのね解説役その1。またの名をシフォンさん」
シフォン「いやぁ、今回説明が長いじゃん? ほら私って結構話し好きだし、私がいると無駄に会話文が長くなりそうだから自粛したわけよー・・・って解説役その1って何ー? 私って番号で区別されてるのー? ていうか敬語じゃなくなってるー」
すずな「番号を振られているだけマシだと思わないと、なにより1番扱いなわけだし。敬語じゃないのは呆れてるから・・・って、そんなのどうだっていいの。一人でしゃべったりゲーム進めたりするの、大変だったんだからね?」
シフォン「いやぁごめんごめん。さて、状況はどうなのかなぁ・・・ふむ。76ターンで4都市目建設、万里の長城建造済み・・・おぉ、大したものじゃないー」
すずな「大変だったんだからね? 原稿も、あまり役立たなかったし」
シフォン「うんうん、頑張った頑張ったー。特に首都を生産都市にした判断は、流石ってところかなぁ・・・ってアレ?どうして首都で兵舎なんて作ってるの?」
すずな「流石に軍事をサボりすぎかと思ったので、首都にて死鳥隊を量産する準備をしようかと・・・あ、完成しました」
シフォン「ふむ・・・よいしょ、ぽちっとな」
すずな「あれ? 弓ですか?」
シフォン「うん、弓ですよ。ってか、すずちゃん、また敬語になってるー」
すずな「両方ともタメ語だと、どっちが喋ってるか分かりにくいですからね。敬語で喋ることにします」
シフォン「うーん。まあいいけど・・・ぉ、弓兵完成。そしたら開拓者を生産、と」
すずな「開拓者、ですか? 自陣を埋めるのは、もう少し先でもいい気が」
シフォン「自陣は埋めないよ? ちょっと今のままじゃ土地が狭いし、あと馬がないと結構きついでしょ? ちょうど、サラディン領の南の辺りに、馬が手に入る場所があるから、そこに割り込んじゃおう」
すずな「大丈夫ですか? 下手に割り込むと、戦争になったりするんじゃ」
シフォン「大丈夫大丈夫、首都の生産力をもってすれば戦争になったとしても勝てるから。それにこっちは防衛志向、弓の強さは世界一ィィだよー」
すずな「本当に? 万里のおかげで、二重の意味で全然軍備無いんですよ?」
シフォン「万里につぎ込んだハンマー分だけ軍備が無い、蛮族対策必要ないから余計軍備が薄い・・・まぁ、大丈夫大丈夫、なんとかなるってー。あ、開拓者完成した。即効で移動してぽちっとな。あ、聖職もできた、じゃあジッグラド祭りスタートー」
すずな「ジッグラド祭り・・・その分、当然軍事に回すハンマーは減るわけで」
シフォン「まあ有事の際は奴隷に頑張ってもらいましょ? 全都市で緊急生産すれば、たぶん何とかなるって」
すずな「ものすごい希望的観察ですよね?」
シフォン「ふっふふーん、聞こえないなぁ・・・よしBC600年に第五都市建設、とー。今日はこの辺でお開きかな?」
すずな「そう・・・ですね。お開きにしますか」
シフォン「それじゃ、また次回までごきげんようー」
すずな「シフォン先生の次回作にご期待ください」
シフォン「いや、まだ打ち切りじゃないから」