野良C++erの今更な退職エントリ,または私は如何にしてリモートの仕事を辞めて無職になったか

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Twitter で僕をフォローしてる人は知ってるかもしれませんが,4月から無職に戻りました.
なにぶん突然の事だったので,冷静に記事を書けるか分からず,今まで報告を先延ばしにしてきましたが,
これ以上待ってもたぶん何も状況は改善しないので,思いの丈を書いてしまうことにします.


とりあえず事情を三行で説明すると,

  • 僕に仕事を紹介してくれた人(サーバ側メインの開発者)が体調を悪化してきゅうきょ退職することに
  • 代わりとなる人が見つからず,リリース前で余裕が無い状況だったので, Rails で書いていたコードを PHP で書きなおすことに
  • PHP の実務経験のない僕はアワレにもチーム内で役目を果たせず辞職していた
  • 関係ないけど C++14 いいね

って感じです.


補足するなら,僕を仕事に誘ってくれた人が抜けると,ほぼ間違いなく僕とチームの信頼関係はなくなる,
会社の金を使って東京に滞在し続けるほどの生産性が PHP 使ったことない僕にあるわけもなし,
といろいろ考えると,まぁこれ以上リモートで仕事を続けるのは無理だろう,という感じでした.


僕としては,なにせ突然のことで驚いたわけですが,
お世辞にも扱いやすい人間ではない以上,信頼関係を作れなかった非は僕にもあるし,
何よりこのまま仕事を続けても お互いにとって良くない事態になりそうなのは明白だったので,
じゃあ転職した方がいいかな,リモートは懲りたし地元だと良い仕事ないっぽいし東京辺りで探そうか,と,
割と気楽な感じで「じゃあ辞めます」と了承した次第です.


まぁ,今になって思えば,物凄く早まった選択肢だったわけですけれども.
もう少し冷静に考えてから決断するべきだったなー,と.


一番の誤算は,東京で仕事を探すことに実家の家族が反対したことで,
自分の経験を活かせるような仕事は東京の方が遥かに選択肢が多い,ということを説明しても,
過去の負の実績*1から信頼してもらえず,
実家に多大な借りがある身としては反対を押しきれなかった点でしょうか.


他にも,辞める際に いろいろと不満がなこと*2があって,
胸中は未だに結構複雑なのですが,まぁ,後悔は特にしてないです. 続けてもロクな事にならなかっただろうし.


一つ心残りがあるとすれば,退職の際,チームのメンバーに直接なりメールなりで挨拶することが出来なかった点でしょうか.
どんな胸中であれ,今まで恩を受けたのは間違いない以上,礼を尽くすべきだったのは間違いありません.*3
実際,何処の馬の骨とも分からぬ僕を,かなり良い待遇で雇ってくれただけでなく,
何をやっているかの連絡が未熟ゆえに殆ど行き届いてなかった*4にも関わらず文句の一つも言わずにいてくれた等,
短い間ながらも 受けた恩は少なからずあるし,何より得がたい経験が出来たのは間違いないので,
この場を借りてお礼とお詫びをしておこうと思います.
力及ばず辞めることになり,申し訳ありません. そして,本当に,ありがとうございました.
リリースは まだみたいですが,元メンバーとして,半ばで辞めたことを後悔する程に大成功することを願っています.


さて,僕の今後の展望ですが,
東京に出ることを実家に反対された以上,一先ずは地元である群馬で仕事する感じです.
群馬でソフト関連だと,正直 僕の今までの経験が活きるような職場はなさそうなので,
一先ずはフリーターとしてソフト関連とは関係ない分野で働きながら,趣味のコーディングを進めていこうと考えてます.
いま気になっているのは,やはり C++14 でしょうか. あと趣味プロジェクトを復活させていきたいです.
で,数ヶ月から数年くらい過ごして,家族への借りを返して信頼を回復できたら,
また東京に出て,仕事でのプログラミングをしていければ良いな,と思っています.
その時は求職エントリとか書くかもしれません. 年齢や経歴的に厳しいかもしれませんけどね.

*1:大学を4回留年した挙句に中退したり,初の会社づとめは1年持たなかったり

*2:ここでは特に書きません,詳しく知りたい方は4月分の twilog とか読むといいかと

*3:この辺りの未熟さは本当に痛いほど自覚してて,実際 信頼関係を上手く築けなかった原因の一つだと思います

*4:実際これが信頼を築けなかった最大の原因だと思います. ハッキリ言って自業自得. リモートはもう懲り懲りです