国王ギルガメッシュレポ 乙(ゼット) 〜予告編〜

〜あらすじ〜


ハンムラビとの壮絶な闘いから18年…。
シュメールは、屈辱の制覇勝利を手に入れ、座り牛もシュメールの勝利により平和を甘受し、平穏な日々を過ごしていた。
しかし、ある日突然、こんなの納得いかないと喚く謎の国王・ギルガメッシュの出現によって、平和はもろくも崩れ去りる。その想像を絶するヘタレさは、将軍難度や開拓者難度でさえも一撃で負けてしまう程強力。
このギルガメッシュこそ、シュメールが放浪生活をやめ定住した時、裏でシフォンによって無かった事にされていたシュメールの本当の国王だったのだ。ギルガメッシュは卑怯にも国民を人質に取り、ギルガメッシュの指導の下 もう一度シュメールを紀元前から発展させることを二人に強制した。ギルガメッシュの狙いは、二人に出来なかった征服勝利を達成し、シド星を我がものとすること。二人には、あまりにもヘタレなギルガメッシュ王の無謀に手を貸すことなど出来る筈がない。
一大危機に見舞われたシュメールは、しかしシフォンとすずなの「面白いからそれでもいっか」という意見により、ギルガメッシュと紀元前からやり直すことを決意。しかし、シュメール最強のコンビをもってしても、ギルガメッシュの恐るべきヘタレさには全く歯が立たず、二人がかつてない恐怖と文明崩壊の予感に震えたその時、シュメールの絶体絶命のピンチを目の当たりにして、甘ったれで弱虫でヘタレの筈だったギルガメッシュが、涙をこらえて二人の前に土下座したのだ。そのヘタレさは、もはや一人で何とかなるレベルを圧倒し、二人のアドバイスを何より必要としていたのだ。
シフォン・すずなの力を借りた、シュメール国王・ギルガメッシュの大活躍が、今、こうして始まる!


***


〜登場人物紹介〜


・国王ギルガメッシュ
今回からの登場。シュメールの王、兼主人公としてレポを引っ張る(予定)。
前回も実は居たのだが、第一回が始まる前に王権をシフォン&すずなに剥奪された挙句、本編中には全くその存在に触れられていなかったという、ある意味悲劇の人である。
気になるその実力は、難易度開拓者でフルボッコにされる程度。要するにヘタレである(ゆえに前回はいなかった事にされていた)。
一応、古代シュメールの偉大なる王にして、数多の伝説に名を残す英雄ギルガメッシュその人である筈なのだが・・・・。
今回、脱ヘタレを目指して一念発起し、シフォン&すずなを従えレポの表舞台に出ることになった。はたしてどうなることやら。
指導者としてのスペックは、創造/防衛、態度基本値±0、平和志向度2、戦争屋補正+2。マイルドな戦争屋である。


・外相シフォン
前回からの登場。今回は影の主役として物語を仕切る。
前回は割と王様っぽい立ち位置だったが、今回は外相兼将軍として王をサポートする立場になった。
ただし、当然というべきか、ヘタレである王に対する敬意は微塵も持ち合わせていない。それどころか、どうやら「王=ツッコミと弄りの対象」であるとしか思っていないようで、容赦の無いツッコミと言葉攻めで王を悦ばせ苦しめる。
前回では触れられなかったが、何もないところからハリセンを取り出してツッコミをする程度の能力を持つ。というとギャグ要員のように見えるが、ハリセンでの攻撃は地味に強力なので、むしろ戦闘要員として優秀である。
もし指導者になった場合は態度基本値+2、平和志向度5、戦争屋補正+2で戦争屋とも文人とも平等に付き合う。志向は創造/金融、いわゆる最強属性である。


・内相すずな
前回からの登場。今回は影の黒幕として暗躍する(かも)。
前回はシフォンの補佐役的な立ち位置だったが、今回も同じようなノリである。
一応、内相兼相談役として王をサポートする立場であり、シフォンとは違い王に対しても割と丁寧に接するのだが、やっぱり王への敬意は皆無。適当にあしらったりすることも多い。
また前回では触れられなかったが、実はメイド服を着ている上に他人の傷を癒す特殊能力を持っている、いわゆる癒し系キャラだったりする。ただし性格は別に癒し系ではなく、むしろ人の傷を抉るような発言も割とする、お茶目さん。さすがに毒舌という程ではないが。
もし指導者になった場合は態度基本値+1、平和志向度8、戦争屋補正±0の生粋の文人。志向は禁断の属性、勤労/哲学である。


***


シフォン「ってなわけで、銀天随筆集がCiv4プレイレポの第二弾、国王ギルガメッシュ乙(ゼット)はじまるよー♪」
すずな「・・・・・って、ちょっと待ってくださいシフォンさん^^; 上の紹介、いくらなんでもふざけ過ぎなんじゃ? あとタイトルも」
ギルガメッシュ(以下ギル)「そうだそうだ、全く、この紹介では余が単なるヘタレのようではないか。改善を要望する」
すずな「いやヘタレはヘタレだから良いんですけど。上の紹介では、何故また国王ギルガメッシュなのかとか、そもそも何でもう一回Civ4のプレイレポやるのかとか、分からないじゃないですか。そろそろプログラム関係の連載も始めたいですし、そもそも前回のレポの反響も全く無いというのに」
ギル「いや余はヘタレではないぞ、そこだけは訂正させてもr」
シフォン「あーそっか、そういえばそうだね。うん、じゃあここで説明しよっか。まぁでもそれはいったん置いといて、とりあえず、キャラが無駄に増えるのはダメダメであるという常識にもかかわらず、新キャラのヘタレを出した意図とか説明する? 」
ギル「だからヘタレじゃないt」
すずな「あぁ、さっきから何か言ってるヘタレ国王のことですね? 確かに、私たち二人だけでも説明要員は足りてますし、いらないですよねぶっちゃけ」
ギル「・・・いらない子でも・・・あぁもう何で初登場だってのにこんな扱いなのだ余は・・本気で落ち込むぞ・・・だいたい『前回はいたけど登場しなかった』なんて言い草だけど、どうせ前回執筆時には考えてすらいなかったのだろうし・・・やっぱりヘタレキャラなぞ必要ないということなのか? いや余はヘタレではないぞ、そこだけは何としても訂正させねば・・・いやしかし、どうやれば訂正させられるのだ? 悔しいが余が開拓者難度で負けたのは事実、となると、やっぱり余って実はヘタレなんじゃ? いやそうではない、そうではない・・・はず・・・(ブツブツ
シフォン「うん、だけど必要なんだよヘタレはヘタレで。そのことを説明する前に、まず前回の反省点から語ってみようか」
すずな「前回の反省点・・・というと、Civ4についてある程度の知識を持ってない人には意味不明のレポだった点ですか? 他には・・・細かい状況の説明が圧倒的に足りてなくて、Civ4を知っている人でも意味不明のレポだった点ですか?」
シフォン「・・・痛いところを突いてくるよね、すずちゃんって。ぶっちゃけ、その両方なんだけどー」
すずな「なるほど、だからヘタレな人が必要なんですね。意味不明さを打破すべく、細かい状況説明をするために」
ギル「ヘタレ? またヘタレって呼ばれた・・・もう・・・いいやヘタレで・・・欝だ氏のう・・・ちょうどこんなところに首吊り用の紐がかかってることだし・・・
シフォン「そうそう。私たちだけだと、どんどん突っ走っちゃうからね解説的に・・・ってこら国王サボるな、ハリセン攻撃をくらえっ(スパァン!」
ギル「うぉ、まぶしっ・・・じゃなかった痛っ!! 何をする外相、死ぬかと思ったではないかっ」
すずな「いや、自殺しようとしてた人が言う台詞ではないのでは・・・まぁいいです。確かにその案、いいと思いますよ。どうも作者も、私たち二人だと会話が勝手に進んで困ることも多いみたいですし」
ギル「ん? 何の話だ?」
シフォン「んー、ヘタレ国王もたまには使えるって話、かな? 簡単に言うと」
ギル「ふん、当然ではないか。余はギルガメッシュ、誇り高きシュメールの王ぞ」
すずな「あ、ヘタレって認めましたね国王。自分の実力を正しく把握することは良いことですっ」
ギル「いやヘタレではないぞ余は」
シフォン「あー、なんか話が暴走したから、ここらでまとめるよ? えー、今回のレポの目標なんだけど、さっきの流れから分かる通り『分かりやすいレポ』を目指す、ということで一つー」
すずな「そうですね。スクリーンショットも多くし、細かいことも面倒くさがらずに詳細に伝える。ゲーム中、分かりにくい概念が出てきたら、勝手にぐぐってくれると期待せず、その場で解説する。当たり前ですけど大切なことです」
シフォン「そうしていく中で、『貴族や将軍でも勝てねぇよ』って人でも『なんだ国王だって実は楽勝なんだ。いわんや貴族をば』って感じられるようなレポをめざしていこうかと」
ギル「うむ。よく分からないが、善きに計らいたまえっ」
シフォン「われらが国王にこそ分かってほしいんじゃ、この万年開拓者(スパァン!」
すずな「・・・えー皆様、プレイレポ暦も浅く何かと至らぬ作者ですが、最後までお付き合いいただければ幸いです」


すずな「さて、というわけでゲームを開始したいと思います」
ギル「いたたた・・・まったく最近の臣下は王に対する敬意がなっとらん。ここは王としての威厳を見せるため、不敬罪で投獄すべきやもしれぬ」
シフォン「んー、何か言ったかな、どうしてもアドバイスが欲しいと私たちに土下座した国王陛下? ちなみに私のハリセンは108種類くらいはあるよ? いずれ全部試してみたいと思ってるんだけど・・・」
ギル「いえ何も言ってませんとも。さぁさぁヘタレ王など気にせず、ゲームを開始してください」
シフォン「分かればよろしい。さて今回、私たちが再び国王ギルガメッシュを選んだのは、何故だと思う?」
すずな「あ、その理由、私にも気になってました。皇帝にしないのかなー、とか、他の指導者の方が使いやすいんじゃないかなー、とか」
ギル「・・・それは余が使えない、という発言か?」
すずな「いや、ギルガメッシュという指導者は使えると思いますよ? そこそこですけど」
シフォン「そこそこ、だねぇ。そんなそこそこしか使えないギルガメッシュをあえて選んだ、その理由・・・それは、他でもない。前回のドロンジョだっ」
ギル「・・・ドロンジョ? なんだそれは? あと余はそこそこではないからなっ」
すずな「いやシフォンさん、言いたいことはなんとなく分かりますが、その言葉がリベンジの意味だってキチンと分かるのはCLANNADファンのごく一部だけだと思うのですけど」
シフォン「細かいことは気にしないっ! とにかく、前回の雪辱をせねばならんのだ! まず、シュメールを選んだのに初期ラッシュできなかったことっ」
ギル「初期ラッシュ・・・ガクガクブルブル」
すずな「ん? どうしました国王?」
ギル「いや・・・この前初期ラッシュをしようと思ったのだが、失敗したのだ・・・20も兵を用意したのに・・・そんな危険な戦略をすると申すのか!?」
シフォン「へ? まぁ確かに、20も用意したら国王難度じゃ財政破綻すると思うけど・・・難易度開拓者で失敗?」
すずな「大方、文化防御40%くらいの都市に戦士で突貫したんでしょうけど。で斧1体に返り討ち」
ギル「ど、どうしてそれを!?」
シフォン「あー・・・ヘタレだっけそういや。頭いたい・・・話をすすめるよ? とにかく、シュメールはUUである死鳥隊とUBであるジッグラト、そして指導者ギルガメッシュの創造志向と、他の文明より初期ラッシュが遥かにやりやすい文明」
ギル「・・・な、なにを言っているのだ!? いきなりそんな専門用語を並べられても分からんのだが・・・」
すずな「専門用語って、どれも基本的なことなんですけど・・・まぁ、それは次回にゆっくり説明します」
ギル「う、うむ、頼む。わが文明の長所くらい知っておきたいしな」
シフォン「じゃ、そういうことで今回は先に進めるよ? もう一つの後悔、それは座り牛率いるアメリカ先住民を結局倒せなかったこと。というわけで、今回は、ちと条件をいじることにするねっ」

すずな「ふむ、マップはバランス調整マップ、攻撃的AIは変わらず、座り牛とモンテスマを指名、ですか」
シフォン「あと、文明の数を7から9に増やしてるよー」
すずな「なるほど、初期ラッシュで文明の数が減ることを見越して、ですね?」
シフォン「他にも、バランス調整マップはパンゲアより広いから、文明数を増やすことでパンゲアに近い状態を作り出したかったから、というのもあるね」
すずな「あと、座り牛は当然として、どうしてモンテスマも指名なんです? なんとなく想像はつきますが」
シフォン「当然、面白いから♪ みんなのアイドルを呼ばないなんて、失礼ってもんよっ」
すずな「あぁ、やっぱり・・・なんとなく、この世界も戦争が多そうな気がします」
ギル「あの、盛り上がっているところ、すまんが・・・二人で盛り上がられても、意味が分からんのだが。特にモンテなんとかの下り」
シフォン「・・・はぁ。これだからヘタレは・・・」
ギル「何故、そこであきれる!? むしろこの反応、当然であろう!?」
すずな「えーっと・・・モンテスマについて知りたければ、正直、Civ4Wikiとかニコニコ動画のCiv4プレイレポを見てください、としか言えないので・・・ごめんなさい、ここは説明を放棄させてもらいますっ!」
シフォン「ぐぐれ、ということで一つよろ。さて、そんなこんなで、ゲーム開始、といきましょうかー」



すずな「ステージの生成、完了しました。これが今回のウルクになります」
シフォン「ふむ・・・なんか資源が少ないけど、その分 馬か銅か鉄が沸く期待大の、好立地だねっ」
ギル「詳しいことは良く分からんが、素晴らしい土地だ! 余の伝説も、ここウルクから始まるのだなっ」
すずな「俺たちの戦いは、まだ始まったばかりだ! という場面ですが・・・今日は予告ですので、残念ですがこの辺でお別れの時間になります」
ギル「・・・ありゃ、そうなのか? せっかく燃えてきたというのに」
シフォン「うん、終わりー。それでは皆様、これから始まりますCiv4プレイレポ、国王ギルガメッシュ乙(ゼット)を、どうぞお楽しみに♪」
すずな「いやシフォンさん、そのタイトルはやっぱりどうなのかと思うのですが・・・」
シフォン「気にしない気にしないー」


現時点でのセーブファイル:
http://gintenlabo.hp.infoseek.co.jp/civ4/GIL_Z_BC4000.CivBeyondSwordSave