国王ギルガメッシュレポ その8

〜前回までのあらすじ〜
第二次アラブ戦争の終結した翌ターン、弱ったシュメールに対しロシアが急襲!!
数少ない残存兵力で辛うじてロシアの攻撃軍を駆逐したシュメール。平和の大事さを痛感するが、そんな彼らを尻目に国際情勢は激化の一途をたどる。
バビロニアとの戦争によって兵力が東部へと集中していたアメリカ。その背後を突く形で、座り牛が対米宣戦。瞬く間にアメリカ西部を蹂躙していく。
攻撃を受けたアメリカは、たまらず対バビロニア宣戦をシュメールに要求。そのとき既にロシアと和平を達成していたシュメールは、背後を突かれたアメリカの心中を慮り、その要請を快諾。またアメリカと国境を接するアラブに対し再度宣戦し、アメリカの潜在的脅威を排除することに。
その直後、ロシアもまた主敵であるバビロニアに参戦!
それは、世界を二分する泥沼の戦争の始まりだった・・・


(注:このあらすじには一部事実にそぐわない記述があるかもしれません)


1575年における国際情勢:

東部戦線:シュメール 対 アラブ、バビロニア(形式宣戦)
ロシア戦線:ロシア 対 バビロニア
中部戦線:アメリカ&クメール 対 バビロニア
西部戦線アメリカ&クメール 対 ネイティヴアメリ
技術力はバビロニアアメリカ>ネイティヴアメリカ>ロシア>>(越えられない壁)>>アラブ
シュメールは自由主義を獲得、技術が突出しているわけではないが技術取引の材料には困らない状況



すずな「報告します! メッカがアラブ軍主力による襲撃を受けました!!」
シフォン「ふむ。状況を報告せよ!」
すずな「はっ! まずサラディン軍ですが、カタパルト6、象兵2、弓騎4、剣士3、チャリオット1の編成。一方こちらの防衛戦力は長弓6、メイス2、チャリ1。カタパによる副次ダメージが予想外に厳しく、かなりの数の兵士が倒されましたが、防衛志向に助けられ辛うじて撃退できました」
シフォン「ふむ・・・メッカに残存した兵力は長弓1にメイス1にチャリ1のみか・・・だがよくやった。敵のカタパルトは全て倒した、このターン回復すれば、傷だらけの敵主力には最早メッカを落とせんだろう」
すずな「また、座り牛より対米宣戦の誘いが来ましたが・・・いかがなさいますか?」
シフォン「丁重にお断りせよ。アメリカとバビロニアの両方を敵に回すのは、少々つらいからな」
すずな「かしこまりました」


シフォン「よっしゃ、ギルドの技術を獲得っ! ちょうどワシントンが銀行制度を開発し終わって交換可能になったから、迷わず交換・・・自由主義と引き換えに、銀行制度、光学、現金85ゴールドと世界地図を獲得だぜっ!」
すずな「アメリカは経済学に向かうようです。あと7ターンで開発完了するとスパイから報告がありました」
シフォン「なに!? ならば、我が国も全力で経済学だ!!」
すずな「科学税率100%で、6ターンですから・・・もし100%を維持できるなら充分に先行できますね。少々現金が厳しいようですが」
シフォン「ならば、後進国に技術を渡して現金を得るのだ! なんとしても、経済学は確保するっ!!」
すずな「はっ。しかし、厭戦がひどいですね・・・いったんサラディンと講和しましょうか?」
シフォン「それはならん、この戦争で全てを決するのだ。アラブの都市を占領し現金を得、科学税率を100%キープすることで相殺せよ!!」
すずな「NEETを生贄に緊急生産する、というのはいかがでしょう?」
シフォン「ならぬ、奴隷はあくまで占領した都市のインフラ作りに使うこと! この時期における主要都市人口の減衰は国力の減衰と同義である! 経済学を急ぎ、獲得した大商人で黄金期を発動、警察国家に移行し厭戦対策とせよ!」
すずな「はっ!」



すずな「侵攻部隊がアンジャルに到達しました! スパイによる反乱工作、成功!! いつでも攻撃できます!」
シフォン「うむ。防衛戦力は長弓2、斧1、弓1・・・丘陵だが楽勝だろう。では鎚鉾部隊、突撃せよ!」



すずな「アンジャル、陥落! こちらの損害はメイス4です!」
シフォン「少々手間取ったが、丘陵でカタパ無しなら充分な戦果だろう・・・よくやった! アンジャルは破壊せよ! 統治したところで使い物にはなるまいっ!」
すずな「はっ! ・・・報告します、アンジャル市民が首都にてパルチザンを結成しました!」
シフォン「なに、規模は・・・戦士2体か。アップグレードされると厄介だが、それでも大勢に影響は無いだろう。このまま侵略を続けるぞ!」
すずな「はっ! 重ねて報告します。資金稼ぎのための技術トレードによる公明正大ボーナスで、スターリンとの関係が警戒まで回復。資源取引が可能になりました!」
シフォン「ふむ・・・金を輸入可能、か。願ってもないことだ、これで幸福が+2される。交易せよ!」
すずな「了解!」


すずな「報告します、ハンムラビ大王との停戦が可能になりました・・・いかがなさいますか?」
シフォン「よし、停戦だ・・・・一回も戦闘は起きなかったし、不利な条件を付けられることもあるまい」
すずな「ですね。・・・どうやらハンムラビは、停戦するなら45ゴールドを提供してくれるようです」
シフォン「なんと、それほどハンムラビは苦しい状況なのか? ふむ・・・まあよい、では和平だ」
すずな「はい。この和平により、座り牛との交易路が再接続されます。資源の取引を行いますか?」
シフォン「当然だろう。幸福資源を優先的に買い取り、厭戦を相殺するのだ」
すずな「はっ。鉄、豚、貝、牛と引き換えに、宝石、染料、砂糖、9ゴールドを入手。これにより、厭戦感情の殆どが相殺された模様です」
シフォン「大変結構!」


すずな「経済学、確保! これにより大商人のアダム・スミスが誕生しました。使い道はどうしましょう?」
シフォン「当然、黄金期である!! また社会制度は自由市場に切り替えよ! このタイミングの黄金期は大きいぞ!!」
すずな「了解。次のテクノロジーは、如何なさいますか?」
シフォン「・・・すずちゃんも、そろそろ気づいてるんじゃない?」
すずな「えっと・・・まぁその、うん。違ったらいいなぁとは思ったのですけど」
シフォン「ふはは、違うわけ無かろうっ!! 当然、共通企画、そしてライフリングを目指すのだ!! この黄金期で経済関連の施設を優先的に建造、ライフリングを入手したら金銭100%に切り替え、たまったメイスを都市襲撃の昇進をつけた上でライフルにアップグレード、おもむろに敵国に流れ込むぞ!!」
すずな「・・・あぁ、やっぱり・・・メイスの質を上げたい、って言ってたし、そうじゃないのかと思ってましたが・・・まさか本当にやるつもりとは」
シフォン「ふはは、当然だろうっ!! ライフルラッシュはBtSの華!! だがまぁ、とりあえずサラディンは先に潰す。メイスすらない文明にライフルをぶつける必要も無いしな」
すずな「はぁ・・・わかりましたよ全く。アラブ戦線ですが、とりあえず兵はメッカ西ダマスカスへと向かわせてます。ハンムラビと停戦も出来ましたし兵も回復したんで。ダマスカスさえ陥落すればサラディンはもう再起不能でしょうから、後は煮るなり焼くなりお好きにどうぞ」
シフォン「うむ。属国にすると外交に影響が出るから、滅ぼすのが楽だろうな」
すずな「文明を滅亡させてしまうのは不本意ですが、そうした方が後腐れが無いですね。では、他国に介入される前に、滅ぼしましょう」
シフォン「うむ」



すずな「侵攻軍、ダマスカスに到着しました!」
シフォン「よし。ここが正念場だ。現在サラディンは機械を開発中、もし開発が終われば、サラディンはメイスを解禁してしまう。そうなる前に国力を落としておくのだ!」
すずな「はっ。スパイよる反乱工作も完了しています! シフォンさん、指揮を!」
シフォン「よし。・・・ふむ、もう既にメイスの勝率は5割を超えているか・・しかし、ここは万全を期したい! カタパルト部隊よ、突撃せよ!」
兵「「かしこまりました! 我が命、シフォン様のために!!!」」
シフォン「しかる後、メイスは突撃だ! こんなところで死んでくれるなよ!?」
兵「「いざ突撃!! URYYYYYYY!!!」」

すずな「・・・ダマスカス陥落。被害は最初に突撃させたカタパ1のみ。我々の完勝ですね」
シフォン「うむ。・・・周りに弓騎がいるな。長槍兵、蹴散らせ!」
兵「「仰せのままに!」」
シフォン「よし。それでは、ダマスカスへと入城せよ。一ターンだけ傷を癒し、次の目標バスラへと向かうぞ!」
すずな「一ターンじゃ完治しませんよ? いいんですか?」
シフォン「構わん、一刻も早くサラディンは滅ぼさねばならんのだ!」
すずな「・・・シフォンさん。サラディンの外交画面を開いたところ、降伏が白文字になっていましたが」
シフォン「却下する!! 我がスタックを壊滅させた報いを受けよ!」
すずな「はぁ・・・そろそろメイス解禁しちゃうのに・・・そうそう、先ほどの反乱扇動により、我々の持っていたスパイポイントは底を突きました。後一回 反乱扇動できればマシな方ですね」
シフォン「うむ・・・ならば止むをえんか、一時的にサラディンに諜報ポイントを一点投資し、充分なコストが溜まるまで待つことにする! 兵士たちはダマスカスにて傷を癒せ!」
すずな「・・・はぁ。こういうところがどんぶりなんですよね・・・」
シフォン「まぁ、大丈夫なんとかなるってー」


すずな「報告します。ハンムラビから、スターリンとの交易をやめるよう要請がありました」
シフォン「当然、却下する。もはやハンムラビに国力は残っていまい、よって媚を売る必要は何処にも無い」
すずな「かしこまりました、そのように伝えます。・・・さて、シフォンさん。バスラに攻撃部隊が到着したようです」
シフォン「よし、早速スパイに・・・ってあれ? スパイ、いないようだけど」

すずな「どうやら、捕まってしまったようですね。とりあえず砲兵を先に送って、壁を削っておきました。文化防御は後2%、カタパルトは攻撃不能状態・・・どうしますか? 次のターンに突撃します?」
シフォン「そうだ・・・な。防衛戦力の数は多い、よってカタパに特攻させるべきだろう。次のターンを待て!」
すずな「はっ! ・・・次のターンです!」
シフォン「よし、攻撃だ! まずカタパ1で残りの文化防御を全撤去、しかる後カタパ3で突撃! 鎚鉾も続け! 落とすぞ!!!」
兵「「我ら最強、我ら最強、最強メイス軍団!!」」
すずな「パスラ陥落、損害は特攻したカタパ3のみ・・・!!! これでアラブの都市は、残すところ一都市だけですねっ」
シフォン「うむ。では兵士諸君よ、一ターンの休息の後、最終目標リグルへと向かいたまえ!!」
兵「「偉大なるシフォン閣下の御手に、勝利を!!」」


すずな「いやはや、圧倒的じゃないですかシフォンさん。最初からこうしてくださいよ、全く」
シフォン「いや、まぁ、その。前回は正直、敵スタック主力の力を見誤ったね^^; でも、その教訓のお陰で、今回はちゃんと戦力を集中できてるし」
すずな「よろしい。だいたい昔からシフォンさんは策を弄しすぎるんですよ。いくら兵の質に差が有っても、数の暴力は簡単にそれを覆すんです。一つの都市を落としてから他の都市にいくまで時間がかかるからって、最初から戦力を二分して両方の都市に向かうなんて、愚の骨頂・・・分かりますよね?」
シフォン「うぅ・・・耳が痛い限り。まさかライフル直前までサラディンに手間取る羽目になるとは・・・てかさ、すずちゃん」
すずな「はい?」
シフォン「戦いは嫌いとかいつも言ってるけど、なんだかんだでノリノリだよね? こうやって戦術講座したり」
すずな「もちろん戦いは嫌いです。内政が妨害されますからね。でも、戦って負けるのは、もっと嫌いなんです。国土が荒れますからね。内政を犠牲にしてまで生産した兵士が無駄死にするのも許せないですし」
シフォン「いやぁ律儀だねぇ、流石はすずちゃん・・・あ、なんか、サラディン軍兵士が、我が軍の負傷兵を助けてくれたみたい。和平するかどうか訊かれたけど」
すずな「当然却下。サラディンの文化圏があったら、ろくに内政できませんって」
シフォン「ですよねー」



すずな「さて。いよいよ最終目標、リグルに到着しましたね」
シフォン「長かった・・・紀元前より、この日を待ちわびていたのだよシュメールは・・・さぁ兵(つわもの)ども! サラディンに引導を渡してやろうぞ!!!」
すずな「我らはサラディンに対し都市反乱が起こせる必要最低限のEPを保持しています。スパイも既に潜伏済み・・・反乱、成功しました!」
シフォン「ふふ、反乱に加わった市民も、まさかこれから我らに強襲され滅ぼされるとは思うまいに・・・カタパルト部隊! なんだ一部隊しかいないのか? まぁよい。突撃せよ!!」
すずな「・・・カタパルト部隊の攻撃により、メイス突撃のオッズが6割オーバーに・・・いけます!! ご命令を!!!」
シフォン「よし・・・これで終わりだサラディン! 鎚鉾兵、強襲せよ!!」
兵「「「「オラオラオラオラオラオラオラオラオラッッッ」」」」
すずな「・・・サラディンの最後の意地か、メイス一隊が落とされましたが大勢に影響なし。リグル、陥落!! これにより、アラビア文明は完全に滅亡しました!!!」
シフォン「よし! リグルは焼け!」
兵「「ははっ!」」



アラビア文明が滅ぼされました!!!


シフォン「はっはっはっはっはーーーーっ!!! さぁこの調子で次、ライフルラッシュにいくぞ!!」
兵「「シュメール万歳!! シフォン閣下万歳!!!」」
すずな「・・・・・・正直、今のままでも国土的には充分なんですが・・・・はぁ」


第三次アラブ戦争(1585〜1685) 戦果
クーファ ダマスカス バスラを占領、アンジャル リグルを破壊、サラディン 再起不能リタイア
撃破:剣5 斧7 槍4 弓1 長弓12 チャリ3 弓騎20 象兵3 カタパ11、計66ユニット
損失:鎚鉾10 長弓6 弓騎1 カタパ6、計23ユニット